この記事では、DIGGLEの機能を最大限に活用いただくための勘定科目の設計に関するプラクティスを解説します。

目次

  1. 勘定科目の粒度
  2. 勘定科目の階層化
  3. よくある質問

1. 勘定科目の粒度

DIGGLE上の勘定科目は、予算を仕分けるために使用されます。実績や見込みは予算に1:Nで紐づくため、予算をどのように振り分けるか、という点で粒度を設計する必要があります。

勘定科目と予算がN:1となる設計には出来ません。たとえば、イベント出店の予算であるけれども広告費と販促費の半々として計上する、といったことは出来ません。したがって、1:1または1:Nとなるようにする必要があります。

単位の小さい勘定科目をその他経費などの一つの科目として集約することも可能です。例えば、売上に比して書籍購入費や消耗品費が0.1%にも満たないとき、これらの粒度を勘定科目上維持することは、かえってメンテナンスコストを増大させてしまう可能性があります。また、「その他経費」としたとしても、書籍代や消耗品代を予算として複数持つことは可能です。このような観点で科目数を少なくするとよりよい設計になります。

最後に観点として挙げられるのは、会計に詳しくないメンバーでも把握しやすい設計にすることです。事業部のメンバーが予算を策定したり新規に申請したりする際に勘定科目を選択する必要があります。この際、迷いが少ない分類となっていることは非常に重要です。この点は、最初から完璧にはならないので、事業部側からのフィードバックを受けて運用しながら設計を調整していくのが良いと考えられます。

2. 勘定科目の階層化

DIGGLEの勘定科目では、以下に説明するスラッシュルールを利用することにより、自由に階層を組むことができます。

スラッシュルールは、勘定科目名称内にスラッシュ("/")で区切ることによって、自動的に階層化される仕組みです。階層を作ることによって、着地点差異分析画面で階層を深堀りするような予実のブレイクダウンが可能になります

例えば、広告宣伝費はイベントや広告に区分して、さらにイベントは大企業向けと中小向け、広告はWebとオフライン等といった形で、ツリー構造に分類しておいて、階層をブレイクダウンしながら予実原因を追求したい場合があります。

このように設計しておくと、以下の動画のように着地差異分析画面上で上の階層から順番に展開していくことができるようになります。

こうすることで、着地差異の分析において重要な要素から順番に確認することができるようになります。どのように階層化するべきかは企業によって異なります。予実がずれやすい科目をブレイクダウンして特定しやすいように階層設計にすることを推奨します。

3. よくある質問

財務会計上の勘定科目分類と一致させるべきですか?

DIGGLEは管理会計のためのツールなので、必ずしも財務会計上の勘定科目分類と同一の粒度を保つ必要はありません。つまり、経営管理の観点から期待したい分類をしても問題ありません。

出来る限り細かく分類するべきですか?

解像度とメンテナンスコストはトレードオフです。たとえば、経営に0.01%しか影響しないコストを常にブレイクダウンできるようにする価値は、その可視化の維持にかかるコストに見合う可能性は低いです。

取引先や商品カテゴリの分類は科目階層として設定するべきですか?

取引先や商品カテゴリのような分類は、科目上に設計するべきではありません。時間軸で項目数が増減する可能性があるためです。このような情報はカスタムフィールドを使用して予算に付与しておくことを推奨しています。

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